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 片田舎無鉄砲医学生6年、さーの日記とか載ってます。
 弓がーる四段
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被災地から連れてきた父がよくわからんことを言い出した。実際よくわからないが、なんかあってもしばらく生き延びる気がする。
たった今充電池とかいろいろと、シュークリームを託して、また戦場へと戻っていきました。



わかったような口振りで前回の記事に"心のケアが大事"とか書きました。
でも実際に、普段だったら必要ないようなことで、家族や親戚どうしで利害がぶつかるところが見えてしまって、これも大変な"被災"だよなぁなんて考えたのです。

ちょっと離れた親戚で、内科医の先生がいらっさるのですが、彼も、心のケアが一番必要だと覚えておきなさい、と私に言ってくださいました。
まず、避難所で先生の無事な姿を見るだけで笑顔が戻る人がたくさんいらっしゃるとか。
しかしながら陸前高田では3人くらいの医師が亡くなったようだ、とか。


あと感じたのは、他人助けと、自分の身の回りを守ることのジレンマというか。
近所の他人を助けているうちに、自分も含め何人も人を助けることができたが、家族が目の前で波にさらわれてしまった人がいた。
一度避難してから、近所の人を連れてこようと戻ったきり、未だ見つからない人もいる。
誰かを助けようとするのは美しいけれど、そのために自分の身内を失ったり、自分の命を失ったりするのはどうなんだろう、と。
とか言って、自分も目の前で助けてくれ!! なんて言われたら何ができるか、何を得て、何を失うかわからん。
何を選んでも長らく後悔するんだろうなぁ。
医者一人生きてたらどれくらいの被災者を救えるのだろうか、とは思うけど、誰かを見捨てたと自覚するのは辛いだろうし。
わからない。運命か何なのか。

とりあえず、いろいろ考えられただけ、現地見てきてよかったです。
仮設診療所も見せていただく機会があったのですが、その話はまたあとで。


ところでここ2日連続で、気づいたら試験前日という悪夢をみている…
なんだろう、私が実家にいて弓とかを取り上げると勉強しないといけない脅迫観念が残るのかw
毎朝恐怖である。
なので仕方なく空き時間には薬理の復習してます…仕方なくね。仕方ないのよ!!!



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