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 片田舎無鉄砲医学生6年、さーの日記とか載ってます。
 弓がーる四段
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金曜日のお話…あぁなんでこんな更新できてないんでしょ。
部活+自動車学校+レセプション練習+不動産巡りとなるとこんなんですね。
もっといろいろ書きたいことがあった気がするのに忘れるし! 何この脳みそ!!

まぁいいや、とりあえず、医学部での授業が始まったわけですよ。
週2回で、わざわざ教養部からちゃりんこで飛ばすなりバスに乗るなり
お車に同乗させていただいたりで相当面倒なことになっております。
なんでこんなひどいんだ…3コマしか医学部のやつはないんだから
1日にまとめてくれればいいものの。
そして木曜日の授業はあいかわらずあんまり医学っぽくないし…
物理の先生のあだ名が○○○だし…笑
彼の存在が耳元に近いことに気付かずに叫ばれたとき、寿命が若干縮まりました…
れいちょうるいなめんな!!

こんなことはどうでもいいんだ、いいんですよ、それよりも金曜日の人間行動学。
ビデオを見たんですがね…。
みなさんは映画にもなった"博士の愛した数式"ご存知ですか?
あの博士、記憶が20年ほど前から進まず、現在は80分限定の録画ビデオテープのような
記憶しか持てなくなってしまったということですが。
あれ、実は某高校の入試問題で出たのがきっかけで本を買って読んでみて、
こんな切ない話なんだと思いましたが。
一応アマゾン貼り↓



博士の愛した数式 小川洋子(amazon)

主人公はシングルマザーの家政婦さん。
何度も家政婦がやめてしまったというワケアリのお宅へ入ることに。
するとそこには、体中メモだらけでくたびれた背広を着ているおじさんがいました。
開口一番、「君の誕生日はいつかね?」と。
家政婦さんは驚きながら答えると、「いい数字だ、これは友愛数と言ってね…」と、
数学をわかりやすく説明してくれて…
彼は交通事故から記憶の蓄積ができなくなってしまった数学者でした。
頭の中はいつまでも17年前のまま。
家政婦さんの顔も覚えられず、袖口に下手な似顔絵と"新しい家政婦さん"のメモを貼付けます。
ある日、君には子供がいたのか! ここで働いている間一人にするなんて絶対にいけない! と、
子供を連れてくるように言われ会わせると、頭のてっぺんが平であることから「
ルート」と名付けられたり…
そんなこんなで家政婦さんは彼との時間を楽しく思い、3人で打ち解けていく…という物語。

これ読んだとき、一応フィクションだろうしこんな病気あるのかなぁ…なんて疑ってましたが、
本当にあるみたいですね。初めて知りました。
人の名前や顔を判別したり、ピアノの弾き方、ワープロの打ち方などを覚える記憶と
自分が何をしたかという記憶はまったく別のもので、後者をエピソード記憶といいますが
今回ビデオで見せていただいた患者さんはそれが欠けた状態だそうです。
病気の名前はウェルニッケ脳症。
ビタミンの不足から脳の一部の機能が働くなってしまう病気。
記憶喪失とは違って、過去の記憶は残ったまま、新しいエピソードが蓄積されない。
しかも医療側の問題があって訴訟沙汰になっていたとか。知りませんでした…無知ですわ。
胃とか消化器官の手術の後、食べれない間はしばらく栄養を点滴したりするわけですが、
そのときビタミン系も摂取しなければなりません。
しかしその頃、厚生省の意向でビタミン剤の過剰投与で儲けていた病院への制裁の意味で
ビタミンの投与を制限する方が得するようなものを打ち出したそうで。
そのせいで、『消化器官の手術後や産後の場合は適量を投与する』みたいなのを無視して
患者さんにビタミンを与えなかった病院が何カ所かあったそうです。
そして全国に何人も、過去から時を進めることができず毎朝自分が記憶できないことに気付き
戸惑う人生を送っている方がいらっしゃるそうです。
数式の博士も、毎日自分の背広の袖についた"僕は記憶することができない"の文字を見て
落胆するシーンがたびたびあります。
今回見たビデオの方は、自分がいくら仲良くしても、
後になっては子供たちと接した記憶がなくなってしまうことから
子供と自分の関係をなんども不安に思って苦しんでいらっしゃいました。
そして、認知症の方にも言えることですが、彼らは何が起きたかは覚えていなくても
不安になったことはしっかり覚えてしまい、
何が不安なのかわからないという苦しみにもさらされます。
それでも自分が何をしたのか知ろうとメモを取ろうと必死になるのですが、
そのことすら忘れてしまって何度も首を傾げていらっしゃいました。
それから彼を励ます奥さんも本当にすごい方です。
同じ質問にも何度も飽きずに答え、不安な時には励ましの言葉をかけます。
子供を連れてあちらこちらに行ってはビデオをまわし子供と接しているところを記録。
時には子供とお使いにいってもらって自信を持ってもらうよう計らう。
でも、当の本人は、ビデオに映る自分が自分じゃないような気がして不安を抱いてしまったり。
そして何より辛いのは、記憶がまるで夢のように消えていくことから、
しばしば夢と現実が区別できず、「これは現実?」と何度も聞かれていました。
このような病気の場合、認知症の患者さんとも違ってヘルパーなどのサービスを受けるには
できることがあまりにも多すぎて、なかなかいいサポートが受けられないそうです。
まぁでもずいぶん古いビデオでしたので、今は何か変わっているかもしれません。

…博士は正直あまり泣かなかったのですが、今回のビデオは切なくて泣けてきました。
やっぱり記憶のなくなる本人にスポットライトがあたって考えやすかったからでしょうか。
子供を思い不安になる気持ちを考えると、今自分の脳に感謝したくなります。
周りは、ビデオで暗くなった瞬間寝てる人ばっかでしたが笑
こういう知識なら医学部にちゃりんここいで行く価値ありますよ、きっと。
まぁそんなこんなで気分はお腹いっぱいのさーでした。

今週も部活三昧になりそうですわ。。。うー。頑張れ自分!!


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