夕方5時、仙南の辺り。
揺られる高速バスの窓から、ぬるりと光る平面が見えた。
何気なしに私の短い髪に触れる無機質な硝子との相違点を認め、見極める。
まあ、なんのことはない、水田であった。

私が、先の日に荒れた雨水のため
桃の花びらが道路に散らばったのを口惜しく思ううちに
耕し人らは緑の季節に備え、働くのだ。
ついこの間、白雪を脱ぎ茶色の土から這い出る
小さな草花がひしめき合っていた地は今、
堂々と水分をたたえ、風に揺れる生きた光沢を見せている。

しかしながら、本人らにしてみればごく当然の労働に感銘を受けても尚、
故郷にて満開になるであろう桜に胸躍らせる自堕落な私に失念を隠しきれない。

望んでも、一度落ちた花弁は戻らないのに、
同じ季節にそれを再び見たいと望むだなんて。
何と烏滸がましい。
時を進める覚悟を、私は未だ持たない。


※日本語訳
授業あるのに
実家に帰省してすいません。
ご飯うめぇ。

※質問
これは高二病ですか。



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最近コメント過疎が寂しいなんてことはないんだからねどうせみんなりあじゅうなのかそうなのか!