でも犬に触れた。

こちらが近づくまで近づかない。


手を出せばそれなりにじゃれてくる。おぬし、空気読めるな。

昔は犬、こわくて触れなかった。
というのも、私が産まれた頃から実家にいたお犬様がハイパー番犬あんぽんたんでして。とにーかーくうっさいのです。
よく、昼寝付きの悪い私を父がドライブに連れて行き、車の振動ですやすやと眠りについた私を確認し、家に帰ってきたら、ご主人様の車のお帰りを見てよろこんできゃんきゃん騒ぐ→私目覚める→泣く→もう一周…のオンパレードだったらしい。本当にすいません。
物心ついたあたりには、きゃうんきゃうんはしゃぎながら、お世辞にも広いとは言えない庭をまるで地球一周する勢いで走り回るお犬様に、「かわいいねっ、わんちゃん…うゎっ、かわっいいねっ」と、うわごとのように空気を読みながら、怯え、両親にしがみついていたようです。
…あれ、昔は空気読めたんだ、私!!
まぁそんなわけで、昔っから犬はあまり好きとはいえなかった。むしろ怖ぇ。鳴き声うっさいし。

こないだ沿岸の実家に行ったときには、避難中の親戚が飼っていたわりと人懐っこい犬がいて(でもそいつ、番犬のはずなのに、初対面の私にしっぽ振りながら近づいてくる時点でおバカだと思うが)、彼をなでなでできたところから調子に乗って、今日ももふもふすることができました。完全猫派だが、犬も案外かわいいかも。

走ったり、わんこなでたり、今年度は意外と苦手なことができるようになるのかも!
なんて調子良くとらえて、明日からも頑張る。



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