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 片田舎無鉄砲医学生6年、さーの日記とか載ってます。
 弓がーる四段
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バイトの隙間をぬって華麗に実家に帰ります。
仙台なぞには目もくれず。
さぁ、食うぞ。髪切るぞ。
今度こそ高校の友人に会えるのが楽しみです。

なんか下の方にブログ通信簿ってのをおもしろ半分で載せてたんですが
最近年齢が10〜15歳で安定しやがってます。
そんな最近内容しょぼいか?
と思ってみてみたら…

しょぼいじゃないか!!
(^ω^)
ってなったのでたまにはまじめなこと書きます。書きますよ。

ごほんごほん。

ドラマなんか見てても思いますが、
医者ってすごくきつい決断を迫られたりしてますよね。
そうなると、しっかりとした信念っていうか、
正しいと思えることに根拠がいる気がするんです。
私は頭が固い上に、優柔不断な人間なので、
普段から暇な時には、他人が避けて通るような根本的な問題だとかを
考えておいて、将来困ることがないようにしたいなぁと思ってます。
まぁ今年度は特に、あまりにも暇な時間が多かったので
こんなことを考えてましたっていう。
相変わらずすっきりしていない上にわかりにくいですが
お時間ある方は読んでいってくださいまし(゚Д゚;≡;゚д゚)


皆さんは、『人間』と『動物』の違いって何だと思いますか。

昔のお偉いさんは『考える』からだとか、
『意識的存在』だなんて考えた、と学校で習いました。
でも、それって他の動物が一切物事を考えてないとか理性がないだとか、
科学的にしっかりとした根拠あるんですかね?
ある日疑問に思いました。
そうしたら、動物と自分の命の違いがわからなくなりました。
私自身、子供の頃は平気で蟻をつぶして遊んだり
トンボを地面に叩き付けて脳が変になるのを見て遊んでいました。
でも、もしも彼らが「痛み」や「恨む心」を持っていたらどうしよう。

ただ、あまりにもナンセンスだな…と思って
この考えはすぐなくなりましたが。

ただ、逆も考えました。
彼らは「痛み」だの「喜び」だのは感じないだろう。
「快」と「不快」をもとに、本能のままに生きているのだろう。
そうしたら、またわからないことが出てきました。
同じくらいの大きさの胎児や、知能のほとんどない赤ん坊は、
本能的に生きているという点で動物や虫と変わらないんじゃないかと。

でも、一応産婦人科に興味がある私としては、
赤ん坊を殺すことは当然あり得ないと思うし、
中絶に対しても軽々しく考えちゃいけないと思っていました。
それなのに、動物と人間の区別がほとんどないのだとしたら、
飛んできた蚊を殺すのと、
医師が5mm程度の胎児を殺すのと、
何の違いがあるのだろうと思って怖くなりました。
わからないのが嫌で仕方なくて、
夏なんかにに蚊やハエを平気でばしばし殺す人のことは、
正直いうと嫌悪感たっぷりの目で見てました。

人間だけが高尚な動物だ、神の子だなんていう考えは
エゴにまみれて見えて大嫌いです。
だって、「純愛」だの「博愛」だのってきれいごと並べてみても、
一般化してみれば『快』だとか『欲』だとかで
説明ついちゃうのがほとんどですから。
それにきれいな名前をつけて理解しようとするのが
「人間」という名の動物の能力だと思ってましたから。

それからしばらくして、
子供の命が奪われたことに対しての憤りや、
子供の臓器移植の問題点なんかを見ているうちに、
『胎児や子供には、自分を守る力がないから、私たちが守らなければならない』
という考えが根本にあるのがわかってきました。
母親に限らず、同種の生き物を守っていかないと種の繁栄は望めないということ。
あぁ、これも本能に近いものだったのかと思って、
なんだか納得がいきました。
結局人間も、結構本能に従って生きているのかなぁと考え始めました。

そんなとき、障害児について考える機会が結構ありました。
もし、本能に従っているのであれば、
本来生存にむいていない個体が生きていくのを
血縁的につながっていない個体が手助けするなんて
他の動物では考えられませんよね。
まぁ完璧そういう社会になっているかといえばそうでもなく
彼らに対してひどい言葉を浴びせたり、
心の中では嫌だと思っている人は多くいるのでしょう。

それから、もう一つ最近気付いたこととしては、
子供を守ろうとするのが種の保存のための本能だとして、
親を守ろうとするのはいったいなんなのか。
特に、もう子供を産めそうにない老いた母親を大切に思う気持ちは
どこからくるのだろう。
これも上と同様にすべての人間が
心から老人を愛しているわけではないでしょう。

それじゃぁ、私と動物との違いってなんだろう。
出てきた答えは、両親を大切にしようという気持ちと
たとえたくましく生きるには弱い存在でも、
守ろうという気持ちをもっているということ…
ではないかなぁなんて。
逆に言えば、この2つをなくしたとき、
私は、人間よりも強い動物の本能によって、
蟻やトンボや蚊のようにぷちんと殺されてしまっても
文句はいえないのかなぁ。


以上が今年度いっぱいを使っての
自由作文ですww
ちょうど推薦入試が終わった頃、頭に余裕ができてから
ここまでたどり着きました。
春休み、いろいろ本を読もうとは思っていますが、
またこの考えがかわっていったら面白いなぁなんて。

あーぁ、文字うった。
それはちがくない!? とか 私はこう思ってたんだけど。 とか
あったらぜひ是非こめんと待ってます!!!

とりまバイトいってきますノシ


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無題
こういう話に僕が出てこないわけがないのですよ。まぁ考えてること書くと長くなるから書かないけど……単純に言えば人間は動物であって区別すべきものではない、と。
ちなみに、うちの霊長類研究所では、人間とチンパンジーやオランウータンとは区別できないんじゃないか、なんてことを考えているのだそうです。まぁ彼らは毎日チンパンジー達と触れ合い、呼称として「彼(彼女)」を使うそうですから、一般人とはちょっとズレてるのでしょうが、まぁ参考までに。
春休みの集まりで会えないのが残念ですが、まぁ同じトコには居るので気が向いたら連絡してくださいな。カラオケにでも行きましょう。
でわでわこの辺で〜。
Kan 2009/02/19(Thu)21:43:46 編集
無題
そしてあたしが出てこない訳もないよね(笑。
しかも言いたいことkanに言われたっ。むぅ。
人間も動物ですからね〜。ありきたりに言えば社会的動物。
進化体系を短期間で成長という名で繰り返す、それが人間という動物だと思うわけですが。
要するに本能だけで動物として生まれてくる人間が人間足るのは、環境によるものが大きいと思います。
そして5?の人間の赤ちゃんと虫が違うのは、まぁ、まず自分と同じ種だという意識と、生命体として秘める可能性の大きさの違いだと思います。
しかしまぁ、延々と書きたいので、続きは私のブログにそのうちアップするでしょう・・・。
いつか・・・。
極めて文系アンサーだろうけどね。哲学主専だし、そこは・・・ね。
明後日会えるのを楽しみにしてます♪
燈紗 URL 2009/02/19(Thu)23:12:45 編集
無題
kan
ありがとう!さりげなくこのブログ初コメでしょ!
そだね、お二人のいう通り人間と動物には違いなんてないんだよね。
人間はホモサピエンスって名前の動物な訳だし。
すごく良くわかる。
よくわかるんだけども…
瀕死の可愛らしい子犬と、
無礼で、傲慢で、人でなしだと思うようなことをするおっさんと、
目の前に並べられた時、
医者はそのおっさんと向き合わなければならない。
こんな話、ブラックジャックにあったなぁなんて
思いながらだけどww
なんか、区別ってものが私の頭にないと
将来困りそうな気がして…
ちょっと考えてみた次第です。

あれ、帰ってはきてるの!?
あらま、都合あわなくて残念ね。
あと、2次試験のあたり、おごってもらおうともくろんでるのが
一匹いるけどよろしく!笑
さー 2009/02/19(Thu)23:25:21 編集
無題
燈紗
前々から思っていたがこのHNなんて読むの??
とかいいつつ。ありがとう期待に応えてくれて!!

やっぱ違い…ないんだろうね。うん…。
人間に育てられた人間こそ、私たちが診なければならないもの
ってとこですかね。
秘めている可能性ってのは、私にはなかった考えだな。
もう一考できそう。ありがとう!
そしたら、生きていくのに支障がありそうな子を助けるのも
可能性にかけたくなる人間の本能なのかもしれない。
ロングバージョン、ブログで読ませてくださいな。

明後日楽しみっす! よろしゅー☆
さー 2009/02/19(Thu)23:36:01 編集
無題
難しいことはよくわかりませんが・・・
人間は人間の尺度でしかものを見ることはできないわけで、その観点で動物について論じようとするところにこの議論の無理なところがある。そもそも、動物を人間的な価値観で意味付けすることは、人間の傲慢ではないのか。
そんなこと思ったりして(^_^;)
あとは、決断の話ですけど・・・
今のまだポリクリ終わったばっかりの現実を知らない状態で考えるならば、日頃どんな振る舞いをする人であろうが、病院に来たら全力でQOLを少しでも高い方向に持っていくよう努力する。
そう答えちゃいますね。
理由は簡単で、それが医者の仕事だから。
なかなか難しいことだと思ってますけど(^_^;)
長々と失礼しました。
・・・前回のコメントとはまるで別人ですね。
かまきり 2009/02/20(Fri)01:31:46 編集
無題
かまきりさん
ありがとうございます。
お医者さんになる上で、ここらへんの区別はしっかりつけなきゃな…と思ってたのですが
かまきりさんのお話も読んで、一緒にしてていいような気もしてきました…
命の重さの違いがわからなった頃から、部屋に入ってしまった虫も、
私に殺す権利はないんじゃないかと思って今まで逃がしてやってました。
たとえ外が寒くてすぐ死んでしまうとわかってても、自分で殺しをするのが嫌だったので。
そんなこんなしてたり、動物が大好きだからって野良猫と遊んでいたりすると、周囲から変人扱いされるんですよね…笑
じゃあみんな線引きしちゃってるのかな?という疑問からこの話は始まってました。

ほんとは平等に思っていたいのに、傲慢になんか絶対なりたくなかったのに、そうじゃなく見えてしまったのは完璧に私の失敗ですね…。
まだまだです。

しっかしひどく偉そうな論理でしたのに、読んでいただいてどうもありがとうございました…感謝です。
さー 2009/02/20(Fri)02:32:10 編集
無題
デリケートな問題なので慎重にコメントしたつもりが・・・
真意も汲み取らず、大変申し訳ないです。
今の気持ち、大事にして下さい。自分も見習おうと思います。
かまきり 2009/02/20(Fri)15:43:59 編集
無題
確かに人間が動物を超越した状態と考えると、
おごりが出てきたり、医学を語る上では不都合なことが
かなり出てくるのではないかと思うけど、さーさんは
区別をするとしたらという前提で話をしているんですよね。

だから自論を展開するにしても、その上で話をしたいな。
私としては、話の展開に乗っからずにかわすだけなら、
政治家にだってできそうだ。
悪いけど、私は蚊を見たら殺すし。
さすがに蚊を人間と同じとは思っていません。

私は高々整体師だけど、痛みは神経とかだけで感じてるんじゃないと
声を大にしていいます。淋しくても悲しくて人は痛みを感じるものなんです。
だから人間的にはさーさんの考えは好きです。

だけど、中には障害によってさーさんが言う
ふたつが表現できないこともあるので、
(もちろんその辺りは織り込んで話をしてるんでしょうが…)
私自身がポリシーとしてその二つを大切にしたいなと私も思います。

長くなってすみません。
はりねずみ URL 2009/02/20(Fri)22:11:23 編集
無題
かまきりさん
いえいえとんでもない!!
賛成して、その通りだね、すごいねなんて言ってもらいたくて書いたわけじゃないです。
いろんな方の考えお聞きしたかったんですよ。
みんなに虫を殺すなとか、見習えってのでももちろんございません。
ただ、自分の考えたことをちゃんと文章にできなかったのが、まだまだ失敗だなぁと思って上のコメント書きました。

確かにデリケートな話ですよね…宗教にまで抵触しそうな。
行きすぎないように気をつけます。
ご意見また聞かせてください!!(^ω^)
さー 2009/02/20(Fri)22:20:08 編集
無題
はりねずみさん
コメントありがとうございます!

私たちはよく、本来隔てのないものに線引きをして区別をしてると思います。
例えば健康と病気なんて、本来明確な区切りはないけれども、WHOではこういう定義をしてて…うんちゃらかんちゃらというのを今年学校で習ったりしてました。
人間と動物ってのも、そんな感じで考えてみました。
ただ注意しなくてはならないのが、『区別』に優劣がついてしまうとき、
それが『差別』になってしまうことですよね…
私自身気をつけていきたいなと思います。
それから、痛みに注目されるのは、さすが整体師さんならではですね!!
さっきまで、痛みとは神経につたわる電子信号で、不快の一種だ…なんて、固いことしか頭にありませんでした。
寂しさ、苦しさ、というのも人間らしい痛みということでしょうか?
気づかせてくださりありがとうございます!
さー 2009/02/20(Fri)22:40:29 編集
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