日本人の〈原罪〉

こないだまで読んでいた法医学からちょいと派生して
日本人が自殺する心境とかにちょっと興味がわいたのと
日本の神話が気になってたのもあって
なんとなーく買いました。

精神科医さんが書かれたということもあり
やっぱり難しいです…
日本人の心を"罪悪感"で説明して、
社会や家庭で感じるやりきれない思いが
自分自身の不甲斐なさへ繋がって、
それが日本の昔話によくある
"恥を見られたらそれまで。 消えていなくなるのが潔い"
という姿に繋がるんだとか。
その例にあげられるのが、わかりやすいのが鶴の恩返し。
神話でいえばイザナミとイザナギのお話。
鶴は、恩返しのため自分の羽と体を犠牲にして
機を織り続けて与ひょうに尽くし、
自分が獣であることがバレたらさっと逃げてしまい、
それきり。
日本の島々と、神様をたくさん産みだすイザナミは、
病で世を去った後、夫のイザナギが黄泉の国に会いに来たが
いいというまでこの扉の中を見るなという約束を彼が破ったがために
自らの腐乱死体を見られたことに怒り狂い、決別。
おくりびとにもありましたけど
日本人の、死んでしまった体に対する"穢れ"の考え方、
すごく特殊な感じがしてほとんどわかんないです。。。
著者さん曰わく、鶴の姿というのも、
物語として若干美化はされてるものの
基本的には"醜く汚らわしいもの"の象徴だそうで。
自分の汚い部分、穢れに気づかれてしまった、気づいてしまった日本人は、
仏にすがるか、神に祈るか、
それもままならない現代人は、鬱になってしまったり死を選んでしまうということ。
ここらへんもっと詳しく説明あるかと思いましたが
古事記の注釈とかがかなり多くて期待ははずれちゃいました。

ただ、おどろくべきは著者の北山修さん、
かのザ・フォーク・クルセダースの方なんですよ。
「おらは死んじまっただ〜♪おらは死んじまっただ~♪」
の、あれです。
えぇぇぇ?Σ(ﾟдﾟ;)
なぜにこんな難しいお話してんの!? あんなアホの歌歌ってたのに…
一番の驚きはこれでした。神話とかどうでもいくなるくらい。
という意味では収穫はありましたけど、
頭の栄養的には消化不十分になっちゃいました。
ビオフェルミンが必要です。

てなわけでビオフェルミンじゃないけど。

フランス生まれの日本のセレクトニュース。
クーリエ・ジャポン。
有名なのかな? なんか書店で積んであったんでめっけただけです。
ファッション誌買う気にもなれず、演説集買う気にもならず、
こんなものを買ってみた。
安かったし。
おもしろかったです。
1月20日の世界各国の写真から、国々の反応やら
オバマ氏の側近の方々についての特集とか
ついでに日本についての他国の記事とか。
やっぱニュースとかですと情報操作まではいかないものの
知ることができる内容って限られるんだなぁと実感しました。
私自身がアンテナ張ってないからってのもそうですけど。
もし興味出たら次も買ってみましょかね。


最近の睡眠時間が犯罪的。

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